07 斜陽の中で吼えた虎
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刃を振るたびに鳴り響く六文銭は、死の音色。
煉獄を従えて焔を翳す黒虎が時折上げる咆哮は、戦場にいる者全てを震わせ続けた。
自然と彼の側からは人の気が失せ、やがて戦の喧騒も遠くなっていく。
幸村はそれでも走った。二の丸の門も砲撃により既に崩されており、本丸への広い石階段を脇目も振らずに上っていく。
早足で流れていく雲が見える。一体今が何時で、何日だったろうかと考えてみたものの。自分の中の時間は元就を喪った日から止まっていて、この目に映る光景全てに何の感慨も浮かばなくなった。あれから延々に続く暗い空も、彼の人を攫おうとする細雪も、元就が隣にいるのであれば美しき世界を構成する一つの破片だと受け止められただろう。だがそれは共に息衝く灯火がいたからこそだ。
幸村はふと立ち止まり、階段の上からじっと空を見上げ続ける。けふ、と込み上げてきた咳を堪えながら、西はどちらかと探してみた。
しかしすぐさま彼は殺気を張らせて、前方に現れた巨体の影を睨むなり十文字槍を構える。
「豊臣秀吉……貴殿に用はござらぬ。そこを通していただこう」
憤怒を限界まで押し殺した声音は、些細なきっかけでいつ堰切るか分からぬ危うさを持っていた。
秀吉は幸村の生々しい狂気に正面から圧迫され、嫌な汗がこめかみに浮かんだことを自覚する。敵に回せばどれだけ厄介なのか予測は付いていたが、現状は悪化の一途を辿るばかりだ。
篭城を決めた矢先、たった一人の若造如きに次々と門を突破されてしまい徳川と伊達がそこから蟻のように群がってくるなど、秀吉は露とも思ってもみなかった。
晴れやかな笑顔で豊臣軍から去っていった幸村が、このような無残な姿に成り果てて現れるなど想像すら付かず。何となしに半兵衛の様子と幸村の変貌は一つの糸で繋がっているのではと邪推してしまう。
だが憶測に過ぎない。分かりきっているのは、目の前の青年が宿していた清廉な光さえ失って、我が親友の命を屠るためだけに戦場へ再び現れたのだということだ。
それだけでも十分秀吉には解せず、許しがたい行為である。
「断る。我が城に招かざる客を呼び込んだ罪は重いぞ、真田幸村よ。貴様の私怨を叶えさせるわけにはいかぬ」
「立ちはだかるか。ならば力ずくでも退いてもらう!」
重たい身体をどうにか引き摺り、半兵衛は荒い呼吸を繰り返しながらどうにか秀吉に追い付こうと長い回廊を歩いていた。
周りにいた者は全て防衛に回してしまい、女達が縮こまる城内はひっそりと静まり返っている。自分の咳き込みだけが薄闇の中で響き渡り、拭いきれなかった吐血が足元へと狂い咲く。
ひしひしと寄ってくる死の象徴を睨み付け、同じ病に侵された――冒した男の悔しさと虚しさを思い小さく笑った。自分の身体が儘ならなくなっていく恐怖に怯え、想う人と触れ合えばその相手をも殺してしまう矛盾に怖れ、同じ明日を歩めないからこそいつか忘れられるのではないだろうかという不安に襲われる。そんな毎日を元就も送ってきたのだと思うと、少しだけ優越感に浸れてしまう己が愚かしい。
支えてくれる者もいないからこそ、元就は自分の物だと言い張れた。無理やりな条件で幸村の手を剥がして二度と誰の目にも晒されないよう、文字通り死ぬまで側においておくつもりだったというのに。
全てはあの男が元凶だ。
幸村はいつも自分の描いた夢を邪魔していく。元就に抱いたささやかな願いとて、想う気持ちは同じだというのに半兵衛のものは叶わずに打ち捨てられていくのみ。
最後に見入ってしまった元就の嘲笑が過ぎる。ああする他なかったと自分に言い聞かせたとて、痛む肩の傷が断罪をと幾度も叫んだ。まだ死ぬわけにはいかなかった。たとえ歪であれども、心寄せていた相手を殺してでも、秀吉に天下を握らせるまではどんな所業をも辞さないと覚悟していた。
責めてくる幸村の目は、自分の抱く背反を無言で指摘する。
彼のように何も持たず、ただひたむきに元就だけを求められたのならば結果は変わっていたのかもしれないが――考えるのも無駄だと、半兵衛は己の愚考を振り払った。
どう想おうが元就はもういない。蝕む寒さを慰める術が自分には残れていないのならば、後はただ前を見ることしかできないのだから。
「……っ? ひ、秀吉っ!!」
壊された城門が視界に入ってきた瞬間、巨躯が熱風に吹き飛ばされ朽ちた柱に轟音と共に叩き付けられる。引き攣った悲鳴が込み上げそうになり、慌てて半兵衛は武器を掴んだ。
呼びかけに反応は無い。ずるりと柱に沿って地へと伏していく友の姿を呆然と見つめながら、半兵衛は煙の向こう側からのそりと上がってくる人影を感じる。
本丸に吹き込む強い風によってその幕が取り去られた刹那、臓腑を鷲掴まれたような冷たい感触が身の内側に広がった。
――この身体を貪るべくして、虎がついにやって来たのだ。
悪鬼に取り憑かれたかのような病んだ笑顔を貼り付けた男は、合間見えた標的を前にして歓喜に沸き立つ我が血潮を全身で感じ取る。表に出さぬよう我慢し続けていた抑圧を解放し、幸村は初めて憤然とした叫びを上げた。
狂った獣の遠吠え。
けれどそれは、寂しさの裏返し。たった一人で構わなかったのに、その人さえも失ってしまった彼の悔恨と嘆きと怨みの――世界を呪う、悲しい呪詛だった。
二人の戦いはその咆哮を皮切りとし、突如始まった。
猛烈な勢いで繰り出される突きを辛くも避けながら攻撃に転じるが、半兵衛の刃は幸村が逆手で持つ刀によって容易に弾かれる。蛇のような抜け目の無さであらゆる方向から高速の刃を襲い掛からせ、幸村は全身から血飛沫を上げるが一向に怯むことは無かった。
血で酔ったかのようなぎらついた視線に幾度となく呑まれそうになりながらも、萎えた身体を奮起させ半兵衛は己の優位を保とうとする。
幸村とてここまで来るのにそうとう疲弊しているはずだ。証拠に、秀吉との戦いの直後だからだろうか息が荒く整わなかった。
逆に半兵衛もまた徐々に呼吸が苦しげになっていくのに、幸村は気付いていた。
そうして何合も打ち合っていたが、決定的な隙は双方とも晒さない。
半兵衛の治らぬ肩を幸村の刀が傷付けても、銃創の残る幸村の横腹を関節剣が深く抉り取っても、互いに膝もつかずに睨み合ったままだ。
膠着状態の中、ちらりと視線を幸村の後ろへ差し向ける。秀吉は動かない。
ぞっとしたものが半兵衛を震わせたが気付かないふりをした。だが相手の動向を観察し続けていただろう幸村は察したようで、らしからぬ陰惨な笑みが薄暗い瞳に浮かんだ。
「生きる意味を失った居心地はどうであろうか、竹中殿。貴殿の夢はもうすぐ潰えるのでござろう」
頭に血が上ることを知覚しながら、その衝動に抗えず半兵衛は憤りのまま刀を振るった。狙っていたかのように幸村が屈みこみ、うねる刃へと自らの刀を絡み込ませて一気に間合いを詰める。
半兵衛が身を竦ませた直後、眼前に槍の矛先が見えた。
やられる、と感じた時には退いた身体の傾きに柳腰は耐えられず、そのまま半兵衛は床へと縫い止められた。勢いを殺さないまま白、刃の煌きが視界の隅に過ぎった。
寸でのところで首筋の横へと槍は突き立てられた。青褪めた半兵衛を見下ろしながら、無表情の幸村が低く唸るように言葉を放つ。
「最後に聞きたいことがある。何ゆえ、元就殿を選んだ」
前髪から覗いたほの暗い瞳は、じっと半兵衛の答えを待った。どの道殺されるには変わらないだろう。幸村の表情は一見して落ち着いているように見えたが、抜き身同然の痛ましい殺気は無言で半兵衛を斬り付けてくるのだ。
半兵衛は込み上げてくる衝動に抗うのも疲れてしまい、思い切り笑い声を上げた。
自分に残されたのはこんな悪意と身を巣食う病巣だけかと思うと、虚しくて仕方がなかった。身を削いで作り上げた夢の塔が、元就を求め過ぎたから故に壊れていくのだと思うと、一番の原因は自身なのだと気付いてしまい半兵衛は滑稽な姿に呆れて――そして、酷く悲しくなった。
「この期に及んでそれを聞くのかい真田幸村。いいよ、教えてあげよう。それを馬鹿馬鹿しいと思う者は、もう、いないからね」
自嘲を浮かべる半兵衛の独白に、幸村は黙って耳を傾ける。
此処にいるのは彼岸に足を取られて今にも世界から流されそうな哀れな男。出会い方を間違えていれば、願った未来の在り方が違わねば、彼が幸村であり、幸村が半兵衛であったかもしれない。二人が元就へ寄せていた感情の意味は、本来同じであったはずなのだとお互いに気付いていた。
ただ一つ、彼らが歩もうとした行き先だけが不一致だった事にも。
「……僕はずっと、怖かったんだよ」
半兵衛は幸村の肩口から崩れかけの天井を見上げ、笑みを消した。
虚空に映るのは誰の姿だったろうか。
世界が滞りなく進んでいく中で自分の運命が終わる日を知ってしまった男は、刻々と迫ってくる終末に怯え続けてひたすら走った。駆けて、駆けて、駆け抜けて――それでも逃げ切れない事実に絶望を覚えた。
友と同じ夢を描いて語り合い、苦節を共にしながらそれを形にしようと必死に生きてきたのに。
「死病に穢されていく身体を自覚するたびに、僕は躍起になって夢の実現を望んだ。恨まれようが憎まれようが、叶うのならば何だって構わなかった」
だがある日、半兵衛は気付いてしまった。叶ってもその未来に自分の姿は無いのだという、辛辣な現実を思い浮かべた。
大勢の人間が生きて謳歌するだろう時間を知らぬまま、戦場で壮絶な討死をするわけでもなく、暗い部屋に隔離されてたった一人で孤独に逝かなければならないのだという光景を想像してしまったのだ。
そこから始まったのは、恐怖から生まれた狂気。
戦場を渡り歩きながら半兵衛は適格者を求め出した。自分と同じ闇を抱いて、絶望を知って、そうして亡者の洞へ共に堕ちていける相手を探し続けていた。
――選ばれたのは、元就。
「初めて会った時に、僕は彼の孤独を知ったよ。何かのために生きていなければ呼吸の仕方も分からない。そんな顔をしていたから」
美しい愁眉を歪めた半兵衛がぼんやりと遠くを見つめる。
一瞬、幸村が息を潜めた。
孤独の闇から逃げるように必死で自分のためと言い聞かせながら、他の何かのためにしか生きられない。それはかつての元就と幸村の姿であり、そして半兵衛もまた同じなのだと気付いてしまう。
しかしどれだけ同調しようとも、半兵衛が元就を殺した事実は変わらない。些細な理由で元就が裏切りの心痛を感じ、泣いていたのを幸村は知っていた。
愕然とした胸の内に一気に怒りが去来して幸村が声を荒げれば、半兵衛はくしゃりと顔を歪めて泣き叫ぶように反論した。
「っだから敢えて病をうつしたというのか!? そんなことのためにあの方を!」
「お前には理解できないさ! 健康な身体と圧倒的な力を持った、武士としてこれ以上にないお前にはっ!!」
仮面の奥でいつも嘲笑っていた半兵衛はいない。
晒された生の感情に、幸村は瞠目する。
「刀が握れなくなった時の恐怖を知っているか? 寄せられる信頼にある日突然答えてやれなくなることの絶望感が分かるか? 分からないだろ、真田幸村」
世界を呪うような低い声をただじっとして幸村は聞き続ける。
先程まで呪詛を吐いていたのは己であったというのに、半兵衛から噴き出す哀しいまでの言葉が、何も知らないまま元就に守られていた自分へと突き刺さってくるようにも思えた。
死にたくない、生きていたいと喚いて泣いていたのは、本当は誰だったろう。
「だから僕は、腑抜けていたお前に我慢できなかった! 殺してやりたいほど憎らしく思った!」
荒れる呼吸から血が吐き出され、半兵衛の口元は鮮血に染まっていく。だが溢れ出た感情は止め処なく流れて、最早遮るものは何処にもない。
端から元就に愛されようとは思わなかった。
狂っていく己を感じ取っていながらも半兵衛は、自分が彼に向けた仕打ちを許してもらえるなどと微塵も考えたことなど無い。元就から全てを奪って、閉じ込めて、半兵衛の持つ深い闇を身勝手に圧し付けているのだ。受け入れてもらえるわけがないと、それ位の分別は付いていた。
それでも最初は良かったのだ。
陰惨な心中を暗に求めていることを元就はすぐに悟っていたから、心を開くわけなどない。けれど側にいてくれるのなら、最後まで一緒にいられるのならばそれで構わなかった。
なのに。
なのに――。
「お前は、僕から彼を奪った。呆気ないほど簡単に……」
怒声は形を潜めて、残ったのは細々とした嘆きを露わにする掠れた声音。焼けた臭いの立ち込める戦の最中だというのに、二人の間には場違いなほど静かで悲哀に沈んだ沈黙が続く。
結局は、薄々感じ取っていたように半兵衛もまた幸村と同じだったのだ。
ただ一緒にいたかっただけ。幸村は生きて元就の隣を歩きたいと望み、半兵衛は死の世界へ共に旅立つことを願っていた。違う方角を見ているだけで、内包する唯一の想いは同一でしかなかった。
その愚かしい想いの名を、幸村は知っている。
――寂しさ、だ。
半兵衛は寂しかった。一人死ぬことに、生きられないもどかしさに。先に死ぬ事でいつか秀吉にさえも忘れられてしまうかもしれないという恐怖にずっと怯えていた。
誰もが分からなくとも、元就だけが自分と同じような感情を理解してくれたのならばそれだけで良かった。呪いながら一緒に死ぬ事で、彼岸の先に行っても自分の事を覚えていて欲しかった。
なのに幸村が現れたことで、元就は死への恐怖感と同じように半兵衛が一人で抱えてきたこの物悲しい想いを知ったのだろう。憎まれるだけでよかったのに、彼の眼差しが段々と少しだけ優しげに見えてしまった。だからこそ、幸村をますます羨む気持ちが抑えられなくなっていった。
一人は嫌だ。いかないで。
頑なな子供のような我儘な気持ちを、半兵衛はずっと押し殺してきた。幸村が発露しできたのはもうその手に何も残っていなかったからこそ。まだ豊臣という重苦しいものを背負っていた半兵衛には、甘えにも似た叫びを発することはできなかった。
言葉にできなければ焦燥は募るばかり。元就と一度擦れ違えてしまった幸村には覚えがある。半兵衛も一度でよいから話をしていたのならば、訪れた結末は変わっていたのかもしれない。
けれど幸村の存在に危機を感じて急いだ結果、あの悲劇が起きた。
半兵衛はそうして、幸村の唯一を壊してしまった。
――そして今度は幸村が、半兵衛から全てを奪い尽くした。
世界は堂々巡りの中で慈しみ憎しみ殺し合い愛し合って、まるで永遠に続く牢獄のよう。流れ行く時はただ斜陽を待つだけで、決して同じ陽が昇ることは無いのだ。
「殺せ。僕には何もない。もう、疲れたんだ。きっと今なら、秀吉が待っていてくれているから――」
死にたがりも生き急ぐ奴も大嫌いだった半兵衛は、そうやって小さな嘆息を吐き出すと初めて自らの死を望んだ。
そろそろ本丸にも軍勢が現れる頃合だろう。その前に、同じ人間を求めて運命に抗おうとした男の手で決着を付けて欲しかった。
幸村は槍を握る手に力を篭めたのが見える。
やっと終われるのかと、半兵衛は薄笑いを浮かべた。
鮮血が飛び散る瞬間で元就がくれたのは嘲笑だったが、幸村の腕の中で息絶えた時にはこんな居心地で彼も笑ったのかもしれないと、霞む思考の中で思う。
ぼんやりとしながら幸村の顔を正面から見つめる。
生気の抜け落ちていながらも猛々しい憤激にぎらついていた瞳、掻き消えていた表情。血生臭い身体に纏わせていながらも、堂々たる気配は失くしていない。
喉が焼けてしまっているのか幸村はこふりと咳を一つ零すと、床に縫い止めていた刃を引き抜く。六文銭が耳元で響き、これで最期が訪れるのだと半兵衛は緩やかに瞼を閉じた。
だが衝撃は、いつまで経っても訪れなかった。
「……僕を殺さないのかい。元就君を殺した僕を、許すというのかっ!」
驚愕に目を開けば、幸村の後姿が見えた。立ち去ろうとする彼に言い募れば、微かに振り返ったのが分かる。
彼は、笑っていた。
あの時半兵衛に笑った元就とそれが重なり、自然と戦慄が駆け抜ける。
「貴殿は這い蹲って生きて生きて生きて苦しんで、そして最期に孤独で惨めな死を迎えられよ。これが、俺の呪いだ」
そうやって陰惨な嘲りを残すと、幸村は身体を引き摺りながら出て行った。
呆然とする半兵衛は、武士としての死の機会すら失った絶え間ない喪失感の中で、燃えていく空をじっと見つめ続ける。
元就が嘲った意味がようやく分かった気がする。
これが、自分に与えられた天誅なのか。死を望む自分に残された、二人からの消えない呪縛。
半兵衛はとうとう咽び泣いて身を伏せった。全てを失っても互いを求めて必死に生きようとしてきた二人はもう此処にはいない。一人になった半兵衛が繋げる手は、もう何処にも無い。
何という残酷な仕打ちなのだろうか。だがそれが、どうしても生きていたかった彼らの絆を無残に引き裂いた自分への大きな罰なのだ。
「……うっ……」
柱の影で蠢いた影から声が微かに聞こえ、半兵衛は涙の濡れた眼を持ち上げる。力なく垂れ下がっていた太い腕がぴくりと引き攣るのを見止め、声にならない感嘆が小さく漏れた。
――嗚呼、何だ。
やはり幸村は、どんなに汚れても甘く青く愚かしいほど真っ直ぐなのだ。
大切な人を失ってもそれは変わらないまま、馬鹿なくらいに――元就が好きだった自分を見失わずに生き続けたのか。
半兵衛は口の端を自然と綻ばせた。
そんな男に愛されて彼は少しでも幸せであっただろうと思うと、ほんの少しだけ報われたような気がした。
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(2009/6/30)
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